調査年度:平成20年度
都道府県 市区町村名 人口 標準財政規模
高知県 三原村 1,849人 1,106,081千円
ホームページアドレス http://www.vill.mihara.kochi.jp/sight/info/
施策名 特定農業者による濁酒の製造の促進
担当部課名 総務課
電話番号 0880-46-2111
施策の分類 20-C,20-D,20-E 施策の開始年度 平成19年度
予算関連
データ
事業費総額 -千円
事業期間 平成19年度から平成19年度まで
補助制度・
起債制度等

施策の概要
1.取り組みに至る背景・経緯・目的

 本村の基幹産業である農林業は、高齢化による農家の減少の解決策として、農業公社が行う新規就農者の育成研修や大手メーカーと提携した園芸(トマト)農業の展開などで、一定の成果は上がったが依然として厳しい状況にある。

 また、本村では、観光資源のないことや観光地を有する隣接した3市との連携・交流が進まず、地理的な有利性を生かせない状況にあった。

 このようなことから、新たな時代に対応した地産地消による産業振興や地理的な有利性を生かした交流人口を増加させ、地域産業及び農林産物の一層の消費拡大、地域全体の経済を活性化させることを目的として、平成17年度から取り組んでいる特定農業者による濁酒の製造の促進を図った。

2.事業内容

 農家レストランで、うまい米として県下で高い評価を得ている「みはら米」を原料として、自家製で「濁酒」を造り、それをセールスポイントとして活用し、当該レストランでの販売のみならず、イベントの開催や県内でのイベント等での出店販売を行う。

3.事業の開始前に想定した事業効果

 うまい米として県下で高い評価を得ている「みはら米」の消費拡大を図るとともに、都市部等の消費者が本村の直販所や当該農家レストランを訪れて農林産物を購入することにより、農林産物の販路の拡大や地産地消を促進することとなる。

 また、当該事業の導入より、交流人口の増が見込まれるため、関連事業(新規加工品等)の開発等も促進することになる。

5.現在の成果・実績、今後の展開など

 現在、農家食堂は7戸となり、どぶろく饅頭及びどぶろくプリン等の加工品業も生まれ、平成19年度には通年のどぶろく祭りだけではなく、どぶろく饅頭祭り等を開催するなどの新しい風が吹き、交流人口も3倍強となっている。

 今後の展開としては、平成19年度に三原村どぶろく組合において農家民宿に関する手続き及び経営等についても研修会等を開催し、交流から滞在への事業転換への意欲が見え始めていることを受けて、新たな事業(各種体験等)の開発が急務となっている。
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