調査年度:平成20年度
都道府県 市区町村名 人口 標準財政規模
高知県 大月町 6,508人 2,635,080千円
ホームページアドレス http://www.town.otsuki.kochi.jp/
施策名 中山間地域産業再生モデル事業
担当部課名 産業振興課
電話番号 0880-73-1115
施策の分類 20-C,20-D,20-E 施策の開始年度 平成20年度
予算関連
データ
事業費総額 (20)14,156、(21)18,200、(22)33,500千円
事業期間 平成20年度から平成22年度まで
補助制度・
起債制度等
名 称 所 管 金額(千円)
中山間地域産業再生モデル事業高知県S9,437
施策の概要
1.取り組みに至る背景・経緯・目的

 平成14年に地域の産業振興や観光の拠点として「道の駅大月」のリニューアル整備を行い、併設した直販所「大月町ふれあい市」には毎日新鮮で豊富な海産物や野菜等が出品され、地域の台所として賑わいを見せている。又、道の駅を運営する(財)大月町ふるさと振興公社をはじめ加工グループによるものづくりへの機運も少しずつ高まりつつある。しかしながらそれぞれの取組体制が弱小なため、地域の産業づくりや雇用創出にはつながっていない。今回、(財)大月町ふるさと振興公社が運営している「ふれあいパーク・大月」をビジネス拠点として農水産物等の一次産品や加工品、観光資源を集約することによって、大月町の魅力を総合的に町外に発信する「大月まるごと」ビジネスの構築を目指す。

2.事業内容

(1) 地場産品総合販売ビジネス

 ・道の駅直販所を核とした直販システムの強化による地産地消の推進)

 ・大月のファンづくりによる通信販売システムの構築

(2) 特産品開発生産ビジネス

 ・農林水産物を活用した魅力ある加工品づくりや個性の観光みやげ品づくり

(3) 観光資源活用交流ビジネス

 ・体験型観光の確立や誘客の仕組みづくり、特色ある集客イベント開催に向けた体制の確立

(4) 地域課題型ビジネス

 ・高齢者等に対応するための集出荷や宅配システムの構築

 ・遊休農地を活用した契約栽培システムの構築

3.施策の開始前に想定した事業効果

 大月ブランドの確立により、販売ビジネスを中心に、観光客への大月のファンづくりを推進し、人がにぎわい、ものが売れる仕組みを作り、雇用の確保と住民の収入安定、地域活力の向上、高齢者のいきがいづくりが図られる。

4.導入にあたり工夫・苦労した点、課題、対処法など

 事業実施を行うことによる事業効果を大月町ふるさと振興公社のみでなく、町全体の取組とするため、行政及び関係機関との連携手法や事業実施に向けた情報共有のあり方について苦慮している。

5.現在の成果・実績、今後の展開など

 20年度より事業実施であり、現在事業実施に向けた協議を進めている。