調査年度:平成20年度
都道府県 市区町村名 人口 標準財政規模
徳島県 鳴門市 63,506人 12,449,709千円
ホームページアドレス http://www.city.naruto.tokushima.jp/
施策名 鳴門ウチノ海 新鮮市 開催事業
担当部課名 鳴門市経済部農林水産課
電話番号 088-684-1152
施策の分類 20-D,20-E 施策の開始年度 平成18年度
予算関連
データ
事業費総額 1,003(Q383 R300 S320)千円
事業期間 平成18年度から平成20年度まで
補助制度・
起債制度等

施策の概要
1.取り組みに至る背景・経緯・目的

 鳴門市は、「なると金時」「鳴門わかめ」のブランド品目に代表されるように、豊富な山の幸・海の幸に恵まれている。消費者の食の安全への関心が高まるなか、市内で生産された新鮮で、安心・高品質な農水産物を、生産者が直接、消費者に提供することにより、本市の美しい自然で育った地場農水産物の確かさと豊かな食文化の再認識を図ることを目的とする。

2.事業内容

 鳴門市内の農水産業者と行政とが協力して、「鳴門ウチノ海新鮮市 実行委員会」を設立し、鳴門市内の生産者が、鳴門市内で生産した農水産物を販売するという地産地消にこだわりを持った「鳴門ウチノ海 新鮮市」の実施を決定し、平成18年度末までに、鳴門ウチノ海総合公園にて、新鮮市を不定期に6回開催した。

 チラシの配布や広報等への掲載、新聞・テレビへの働きかけ、コンビニ店への協力依頼等により、徐々に市民の間に浸透していき、出店者・来場者ともに増加してきたため、平成19年度より、毎月第一土曜日の午前中(9:00〜12:00)に、定期的に開催している。

3.施策の開始前に想定した事業効果

 地産地消を目的とするアンテナショップとして、鳴門市農水産業の活性化に役立てるとともに、鳴門の食文化を高めること。また、鳴門市民が地場産農水産物を食することによって、その素晴らしさを実感し、市民ひとりひとりが広告塔となって、鳴門ブランドの担い手としての役割を果たすこと等の効果を期待している。

4.導入にあたり工夫・苦労した点、課題、対処法など

 開催当初から、鳴門の生産者が鳴門の生産物を直接販売するという、地産地消にこだわって運営を行っているため、出店舗数の大幅な増加は望めなかったが、現在では、常時14〜15店舗が出店している。

 また、不定期の開催時には、来場者に大きな波があったが、定期的に開催することを決定し、チラシ、広報紙、雑誌、新聞、テレビ等を利用し、周知を図ったところ、徐々に定着化しており、市外及び県外からの来場者も約3割を占めるようになった。

 現在では、安定した来場者が見込めるようになっており、サービス品の提供や魚のサービスタイムの設定など、さらなる来場者増加に向けてのアイデアを毎回行っている。

5.現在の成果・実績、今後の展開など

 現在、来場者、売り上げは安定しており、尚且つ、右肩上がりで増加傾向にあるため、市民の間で、地産地消の意識とともに、鳴門ブランド農水産物への期待が広がっている。本市には、渦潮等観光資源も豊富にあるため、ホテル等とタイアップして、観光客の集客を図り、鳴門に来たなら、この新鮮市と言われるような産直市を目指している。
画像(クリックすると画像が表示されます。)