調査年度:平成20年度
都道府県 市区町村名 人口 標準財政規模
新潟県 三条市 106,052人 22,322,673千円
ホームページアドレス http://www.city.sanjo.niigata.jp/
施策名 地域ブランド戦略の構築
担当部課名 地域経営課営業戦略室
電話番号 0256-34-5511
施策の分類 20-C,20-D,20-E 施策の開始年度 平成20年度
予算関連
データ
事業費総額 4,208千円
事業期間 平成20年度から平成20年度まで
補助制度・
起債制度等

施策の概要
1.取り組みに至る背景・経緯・目的

 全国有数の金属関連産業の集積地であることに加え、豊かな自然、米や果樹などの農業基盤、高速交通網などがバランス良く揃ったまちであることがこの地域の大きな強みである。また、県外からの認知度も市単体のものではなく、燕三条という地域として認識されている。このことから農業、商工業、観光業、そしてサービス業という業種間の連携を促進しながら、燕三条地域の括りで地域ブランドを確立し、これらを市外・県外へとトータルで売り込んでいくことと併せ、燕三条地域の物産、文化、観光、まちづくり、生活様式等あらゆる要素を総括的に一つのブランドとして構築し、他を惹き付けるまちの品格を確立することにより、地域全体の活性化を図る。

2.事業内容

(1) 物産、文化、観光、まちづくり、生活様式等燕三条地域が有する優れた地域資源を総括的に結び付け、地域全体の認識として定着させるとともに、「燕三条」を国内外を惹き付けるブランドとして高めるため、燕市や関係機関などと連携した検討の場の設置やシンポジウムの開催など様々な場を設け、あらゆる角度から検討を行う。

(2) 売りにする物産の魅力を引き出し、他から差別化することや、販路の検討、イベントの実施など地域の物産のブランド化を図る。

(3) 農業、商工業、観光業及びサービス業の業種間連携の促進の視点から、「農業活性化プラン」の策定事業や各種イベント実施の検討への参画を行うほか、地域活性化の拠点となる交流拠点整備の検討・調整を行う。

(4) 三条市の魅力を対外的に売り出すための「産業」と「観光」を組み合わせた新規事業を創出するため、専門の研究会を設置する。

(5) 首都圏在住者等に地域の魅力を積極的に売り込むため、「表参道新潟館ネスパス」において、観光資源や特産品のなどのPR事業を行うほか、観光交流促進事業、森林浴ツアー、越後三条交流ツアーなどを行い、地域の魅力をトータルで売込みを行う。

(6) 地域資源を地元においても認知してもらうために、地産地消を推進する関係組織、団体と連携し三条産農産物の販路拡大を図る。

3.事業効果

(1) 「燕三条ブランド」の確立による、産地である三条市の信頼性・知名度の向上、来訪者の増加、地域の底上げ

(2) 「三条市農業活性化プラン」の策定により、産業として成り立つ農業の確立

(3) 交流拠点施設等整備事業による交流人口の拡大と地域経済の活性化

4.導入にあたり工夫・苦労した点、課題、対処法など

5.今後の展開

 地域企業、業界団体、市民、NPO等幅広い地域ネットワークづくりと、外部からの視点で燕三条を評価できる外部経営資源保有者とのネットワーク化を行い、燕三条ブランドの確立のために、市、商工会議所等プロジェクト推進組織における意識統一を図る勉強会などを継続的に開催していく。

 また、三条市として売りにできる地域資源の発掘と活用を進めるとともに、消費者や観光客と地域資源とを繋ぐ交流拠点整備を進め、地域ブランドのトータルデザインを推進する。