都道府県 | 市区町村名 | 人口 | 標準財政規模 | |||||||
東京都 | 小金井市 | 110,558人 | 20,553,867千円 | |||||||
ホームページアドレス | http://www.city.koganei.lg.jp | |||||||||
施策名 | 地域循環型社会推進事業 |
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担当部課名 | 環境部ごみ対策課 |
電話番号 | 042-387-9835 |
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施策の分類 | 20-G | 施策の開始年度 | 平成18年度 |
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予算関連 データ |
事業費総額 | R 12,013千円 |
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事業期間 | 平成18年度から平成-年度まで |
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補助制度・ 起債制度等 |
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施策の概要 | ||||||||||
1.取り組みに至る背景・経緯・目的 小金井市一般廃棄物処理基本計画に基づき、都市部の生ごみから肥料を生成し、地域に還元する事業である。 小金井市基本構想後期基本計画に基づく農業の基盤確立を図るために、農地の保全や経営の安定と制度の改革及び拠点の整備並びに交流促進を図ることとしている。この事業を通じ、地域から生産された資源を活用して循環型農業を構築するものである。 2.事業内容 大規模集合住宅等から出る生ごみを加工し、できた肥料を市内の大学の見本園で各種野菜栽培のための肥料として使用する。栽培収穫した野菜は協力市民及び保育園給食材料として使用する。 市は市民への協力呼びかけやNPO法人有機農産物普及・堆肥化協会との協働、大学からは見本園用農場の協力を得ながら、従前の化学肥料との生育の違いを検証し、今後は地元農家での生ごみ堆肥の活用を推奨するとともに、農産物の地域循環を推進する。 3.施策の開始前に想定した事業効果 生ごみから肥料を生成し、それを市内の生産者団体に使用してもらい、できた農産物を小金井市民に食してもらう循環型社会構築に向けて取り組んでいくことができる。 また、JA東京むさしとの協力体制を築いていくことにより、農地還元の実施や圃場の提供、農産物の供給を行うことが期待できる。 4.導入にあたり工夫・苦労した点、課題、対処法など 肥料の品質を安定させるための工夫として、生ごみ処理機の投入者を登録制にし、異物混入防止のための勉強会を開催する。また、性状、原料の不明な生ごみは、受け入れないようにして肥料の成分分析を定期的に行う。 生産・収集、変換及び利用にわたる一体的なシステムの構築するために、肥料については、個々の農家の希望する場所へ施設側が運搬し、また農業祭、市民祭り等イベントでも無償配布する。 家庭用生ごみ処理機により生成される乾燥物を回収するための拠点を、市内公共施設に設置する。 5.現在の成果・実績、今後の展開など 生ごみから優良な肥料が出来ることが証明(東京都に肥料登録)され、地元の農業者が肥料として使ってくれるようになったのは、大きな成果である。 将来的には、化学肥料だけに頼らない農産物新ブランドの構築につなげていくことが見込まれる。また、規模が拡大すれば、多くの消費者(市民)がこの循環システムから生まれた地元産の新鮮で安全・安心な農産物を入手することが可能となるため、地産地消が促進されることとなり、住宅都市でありながら市内の都市農業に対する理解が得られる。 |