調査年度:平成20年度
都道府県 市区町村名 人口 標準財政規模
茨城県 常陸太田市 60,725人 14,960,698千円
ホームページアドレス http://www.city.hitachiota.ibaraki.jp/
施策名 地産地消推進事業
担当部課名 産業部 農政課
電話番号 0294-72-3111
施策の分類 20-@,20-C,20-D 施策の開始年度 平成19年度
予算関連
データ
事業費総額 S 9,262千円
事業期間 平成19年度から平成-年度まで
補助制度・
起債制度等

施策の概要
1.取り組みに至る背景・経緯・目的

 本市では、地場農産物が豊富に生産されているが、市民(消費者)と生産者の交流を促進するなどして、地域への愛着を育み、いっそうの地場産物などの活用の促進が必要となってくる。

 このため、生産者と消費者双方が「顔が見え、話ができる」関係を構築し、地域の農林水産業及び関連産業を活性化する。

2.事業内容

(1)協働による地産地消の推進

 @常陸太田市地産地消推進協議会の開催、生産部会、販売部会、食育部会、情報交換部会の開催

(2)生産者と消費者の顔の見える関係づくり

 @生産者持込による直売会(朝市)の実施

 A学校給食での生産者の交流会

 B学校給食での地域食材利用拡大

 C実需者・生産者による新規販路開拓に向けた交流・商談会

 D地産地消応援隊の登録

 E常陸太田市産イメージアップ戦略づくり 他

(3)産地づくりとブランド化

 @多様な担い手の育成と地場産物の生産拡大

 A特産品の創出と常陸太田グルメの普及

(4)地産地消市民運動と地場産物のPR

 @地産地消情報の発信

 A常陸太田産のPR

(5)食文化の伝承と創造

 @特産品の創出と常陸太田グルメの普及(再掲)

(6)都市と農村との交流

 @東京都中野区との交流

 A茨城県牛久市との交流

3.施策の開始前に想定した事業効果

(1)生産者と消費者双方にとって「顔が見え、話ができる」関係が構築されることがきっかけとなり、いろいろな相乗効果が期待できる。

4.導入にあたり工夫・苦労した点、課題、対処法など

(1)課題

 @生産者の高齢化が進む現在、農業従事者確保のためには、地域の生産者と新規就農者の交流などから、地域農業の連帯・活性化を図り、定年帰農者など、これから農業に取り組む人材の育成が必要となる。

 A消費者ニーズ(施設・客層・季節ごとの売れ筋商品)と生産をマッチングするための基礎データの収集・蓄積。

 B消費者が、生産方法と同時に生産者を知る(顔が見えるようにする)ことが、生産者と消費者を近づけることになる。生産者が、自分の生産物に責任を持つことで、より安全・安心な生産への取り組み向上につながる。栽培履歴の表示については、一般の消費者が一目見て安全・安心を理解できるような表示が必要である。

5.現在の成果・実績、今後の展開など

(1)現在の成果

 @常陸太田市地産地消推進基本計画の策定

 A常陸太田市地産地消推進行動計画の策定

(2)今後の課題と展開

 @生産者にいかに経済効果をもたらし、「やりがい」を継続していけるか。

 A消費者(市民)への地産地消の浸透と定着。