調査年度:平成20年度
都道府県 市区町村名 人口 標準財政規模
岩手県 一関市 123,009人 35,177,169千円
ホームページアドレス http://www.city.ichinoseki.iwate.jp/
施策名 一関のめぐみブランド化推進事業
担当部課名 農林部農政課
電話番号 0191-21-8427
施策の分類 20-C,20-D 施策の開始年度 平成20年度
予算関連
データ
事業費総額 6,268千円
事業期間 平成20年度から平成22年度まで
補助制度・
起債制度等
名 称 所 管 金額(千円)
市町村総合補助金3,134
施策の概要
1.取り組みに至る背景・経緯・目的

・H17年「新一関市」が誕生したが、市内には他の町にまたがる2つの農協がある。

・一関市の農産物の中では、なすや小菊、しいたけ、肥育牛等は、東北や岩手を代表する産地となっている。

・市内2つの農協は、営農基盤や推進作物の違いにより、販売促進活動も別々であり、市内全域をカバーした農産物ブランドの確立に至っていない現状にある。

・市町村合併や県出先機関の統廃合等により、農業者等の情報交流の機会ができ、リレー出荷や共同販売等による出荷ロット拡大で消費者からの評価向上への期待が高まりつつある。

2.事業内容

・競争力のある一関ブランド作りのための販売促進活動への支援

・各メディア等を通じたPR活動の推進

・産直や地元飲食店を巻き込んだ地産地消運動の展開

・首都圏での販売協力店設置による物流の促進と情報の受発信

3.施策の開始前に想定した事業効果

・ブランド化促進による、一関産農産物の知名度及び消費者評価の向上。

・合同販売フェアの開催支援による、生産者及び生産者団体間の情報交換の促進。

・両農協の共同販売の促進による出荷ロットの拡大により、販売単価の向上と生産者の農業所得の向上。

4.導入にあたり工夫・苦労した点、課題、対処法など

・農業者団体や生産者組織等とのブランド化推進についての考え方の整理

・市域と農協のエリアとの違いによる事業推進の調整

・経営基盤の異なる農協の販売促進活動の摺り合わせ

・今後の課題としては、肥育牛等のブランド名統一の協議や、農協中央会の構想による両農協の合併協議の進み方等。

5.現在の成果・実績、今後の展開など

・野菜や花きについては、両農協の合同での販売促進フェアの開催にむけ、打ち合わせ等を開催。

・7月上旬にエコファーマー野菜フェアを開催予定(東京都)。

・9月上旬に小菊、リンドウのフェアを開催予定(千葉県)。

・肥育牛については、(仮称)一関地方肥育牛振興協会の設立に向けた打ち合わせを開催中であり、合同の共励会(3月予定)に向け、流通関係者との協議を実施(6月)予定。