データ
起債制度等
阿蘇市では、平成10年に地域情報化の活動拠点として「阿蘇テレワークセンター」をオープンし、地域によるICT活用の促進、IT人材の育成を推進してきたが、阿蘇の自然や文化、観光情報、行政情報や地域づくり、サークル活動など阿蘇の魅力や市民の笑顔あふれる元気を、インターネットを活用して地域内外に動画配信し地域に密着した阿蘇らしい情報発信を行なうものである。
２．事業内容
インターネットで動画配信する阿蘇インターネット放送局「WEBTV-ASO」を開局し
7つのチャンネルにより地域の魅力や市民の活動・話題を情報発信する。
(1)「カルデラチャンネル」
市内のエリア別観光情報や地域づくり活動などを配信。
(2)「市役所チャンネル」
市の広報誌の電子版という位置づけで、市長の毎月1回の市政報告や地域のイベント、地域の話題などを配信。
(3)「青春チャンネル」
子供も、大人も、お年寄りもみな青春をテーマに、中学校の部活動や地域のフレッシュマン、生涯学習などを配信。
(4)「大自然チャンネル」
阿蘇の風景や野の花、阿蘇の四季など自然の魅力を配信。
(5)「食寝遊（たねゆ）チャンネル」
地域の旬の食材を使った料理「地産地消クッキング」やスポーツ、陶芸などの体験リポート、イベントなどを配信。
(6)「WEBTV伝言板」
地域の商店街や観光関連団体、地域づくり団体など住民が出演して活動を紹介する。この他に、北外輪・阿蘇山上からのライブ映像を配信。
３．事業効果
手づくりによる地域独自の情報発信を目標にインターネット放送局をスタートしたが、地域でのノウハウや人材が育ちつつある。中学生からお年寄りまで様々な人の参加・協力が前提であり、地域でのICT活用への理解が促進された。また、地域内外からの評価が高まりつつあり、観光PRなどの活用が期待されている。
４．工夫・苦労した点、課題、課題の克服法など
構成・企画から取材・編集・配信まで手づくりからのスタートであり、内容充実までに期間を要した。現在、月平均20本の番組更新を行なっているが、今後、住民ディレクターや住民レポーターを養成し、より阿蘇らしい番組づくり、情報発信を進めることとしている。
