調査年度:平成19年度
都道府県 市区町村名 人口 標準財政規模
長崎県 東彼杵町 9,523人 2,724,668千円
ホームページアドレス http://www.sonogi.jp/
施策名 長崎街道彼杵宿周辺のまちおこし事業
担当部課名 総務課
電話番号 0957-46-1111
施策の分類 FG 施策の開始年度 平成19年度
予算関連
データ
事業費総額 ‐千円
事業期間 平成19年度から平成‐年度まで
補助制度・
起債制度等

施策の概要
1.取り組みに至る背景・経緯・目的

 本県における市町村合併(いわゆる平成の大合併)は、平成16年3月1日の対馬市、壱岐市の誕生に始まり、平成18年3月31日の佐世保市・宇久町・小佐々町の合併、南島原市の誕生により、79市町村が23市町まで減少した。

 合併市町においては、今後、新たなまちづくりへの取り組みの必要性が高まると予想している。

 また、未だかつて経験しなかったような「少子高齢化・人口減少社会」を迎えるなど、まちが抱える課題はますます多様化・複雑化しており、従来の行政手法のみでは、十分に解決できない場合が増えてきている。

 これらの状況を踏まえ、町が住民と協働で進めるまちづくりを推進することとした。

2.事業内容

 事業実施にあたって、モデル地区を選定し、各モデル地区で行政と住民が一緒になって「まちづくり協働プラン」を策定することとした。

 具体的には、各地区で住民代表(住民・まちづくり関係団体など)、町、県、まちづくりアドバイザーから構成される「まちづくり研究会」を設置し、住民ワークショップ等を開催しながら、まちの資源や課題の抽出、望ましい将来像の設定、行政や住民の取り組み等、具体的な事業化につながるプランづくりを行うこととしている。

3.事業効果

 平成19年度からの事業なのでわからないが、彼杵宿の10年後の姿として、以下のとおり将来像を描いている(略して掲載)。

(1)彼杵の自然や環境

 地域の人々の努力により、風光明媚な山や海、蛍の乱舞する川などが残されており、田舎暮らしや茶摘など、自然や地域産業の体験を楽しむことができる。

(2)歴史を活かしたまち巡り

 彼杵の歴史やエピソードを大人も子供も理解しており、住民によるボランティアガイドが観光客に好評である。

(3)商店街とにぎわい再生

 彼杵宿の中心部に位置する商店街においては、品揃え・サービスの向上が進み、大規模商業施設にはない個性的な魅力が評判になっている。また、鯨料理や地産地消のこだわりメニューなどを提供する店が観光客の人気を集めている。

(4)人のつながりと彼杵の暮らし

 地域の住民はお互いのつながりを感じながら支えあっており、高齢になっても住みやすい町である。子育てにおいても、「子供は地域の宝」という考えから、子供の安全安心や地域で子供を見守る「共育」に関する取り組みが行われている。また、産科・小児科の医療施設も立地し、育児・医療環境は改善している。

4.工夫・苦労した点、課題、課題の克服法など

 地元自治会、商工会等との連携・協力が不可欠である。
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