調査年度:平成19年度
都道府県 市区町村名 人口 標準財政規模
福岡県 筑前町 29,294人 6,473,650千円
ホームページアドレス http://www.town.chikuzen.fukuoka.jp
施策名 筑前町ファーマーズマーケット整備事業
担当部課名 企画政策課
電話番号 0946-42-3111
施策の分類 K 施策の開始年度 平成18年度
予算関連
データ
事業費総額 574,530千円
事業期間 平成18年度から平成20年度まで
補助制度・
起債制度等
名 称 所 管 金額(千円)
合併特例債総務省507,299
施策の概要
1.取り組みに至る背景・経緯・目的

 旧夜須町において、定住人口の減少、高齢化の進む地域の活性化策を検討してきた。地元住民とのワークショップを重ねた中で、町の基幹産業である農業を活かした地域づくりを目指すこととなり、本事業の整備を図るものである。

 本事業は、地域の活性化はもとより、地域の農産物が筑前町の様々な施設で利用される「地産地消」への取り組み活動の拠点とし、全町への経済波及効果を目指す。

2.事業内容

 農家レストラン、農産物直売所、特産加工施設、果樹公園を集約した施設の整備を行うものである。

 近年、環境や体に優しい食材として、「穀物」が注目されている。そこで、筑前町でも生産が盛んな「穀物(米・麦・大豆など)」をテーマに施設の展開を図る。

 また、販売だけでなく、生産者と滞留者との交流が図れるイベントの開催、屋外に農業の景観が広がるような演出を行い滞留者が景観を楽しむ工夫を行いたいと検討している。

(1)農家レストラン

 →「つぶ食(雑穀)料理のバイキング」をテーマに、筑前町の豊富な食材を使った郷土料理を提供する場として運営をする。

(2)農産物直売所

 →筑前町で生産された農産物、加工品の販売を行う。

(3)特産加工施設

 →筑前町の素材を使ったオリジナル加工品の製造販売を行い、加工品を開発するための調理室を併設する。

(4)果樹公園

 →果樹等の植え込みを行い、景観を楽しむ場とする。

3.事業効果

 「地産地消」推進の核となる施設として大きな事業効果が生まれる。屋内外での「食と健康」「自然を活かした人の暮らし」をテーマとした多目的なイベント活用のほか、生産者と都市住民との交流の促進、新町ブランドのイメージ形成、町内に点在する小規模農家の連携による生産意欲向上、住民参加機会の提供による住民活動の活性化などの多様な波及効果が見込まれる。

4.工夫・苦労した点、課題、課題の克服法など

 「十分な供給体制が整えられるか」、「既存の直売所と共存を図りながらの運営ができるか」が今後の課題である。

 関係団体との意見の交換を重ねながら、指導や協力をお願いし、ともに繁栄できるよう努めたいと考える。