調査年度:平成19年度
都道府県 市区町村名 人口 標準財政規模
福岡県 八女市 42,702人 9,148,787千円
ホームページアドレス http://www.city.yame.fukuoka.jp/
施策名 地域再生計画「地産地消でスローライフのまちづくり」
担当部課名 総合政策課
電話番号 0943-23-1111
施策の分類 JK 施策の開始年度 平成18年度
予算関連
データ
事業費総額 67,175千円
事業期間 平成18年度から平成20年度まで
補助制度・
起債制度等
名 称 所 管 金額(千円)
地域提案型雇用創造促進事業(パッケージ事業)厚生労働省67,175
施策の概要
1.取り組みに至る背景・経緯・目的

 本市の基幹産業である農業は、担い手及び後継者の不足や農業活力の減退といった課題が多い。農業の持続的発展を支えていくためには、「地産地消」を促進し、農産物等の産地直売組織の育成による雇用拡大や新規就農者の雇用創出が求められている。そこで、地域資源である豊かな農産物を活かし、「生産拡大」、「販売促進」、「消費拡大」を柱とし、農業を持続成長が可能な産業に再生することにより地域産業振興と雇用創出を図り、心とものを大切にするスローライフが体現できるまちづくりを展開していく内容で、地域再生計画「地産地消でスローライフのまちづくり」が、平成18年7月3日付けで内閣府より認定された。このことにより、厚生労働省の地域提案型雇用創造促進事業(パッケージ事業)が支援措置として採択され、農業を活かした地産地消による雇用創出に取り組むことになった。

2.事業内容

 地域資源である豊かな農産物と基幹産業である農業を活かし再生を図るため、地産地消の推進と雇用創出という目標を設定し、平成18年度から20年度までの3カ年間、農業の生産拡大・販売促進・消費拡大を柱としながら、@求職者養成(雇用ニーズにあった求職者養成)A人材育成(専門的・中核的人材の確保、育成就業者教育のための人材育成)B情報相談(雇用促進のための情報提供・相談)などのメニューを実施し、約100人の雇用創出をめざす事業に取り組むものである。事業の実施主体は、八女市地産地消拡大促進協議会(八女市、JA、商工会議所、県改良普及センター)。事業規模は、3カ年間で67,175千円。

3.事業効果

 平成18年度は、11月から3月にかけて、求職者養成講座、人材育成講座、情報相談事業を実施し、延べ447人が受講し、38人の雇用創出を生み出した。

(1)求職者養成講座(オペレータ養成、農業体験、食育アドバイザー養成、地場産食品加工、直売システム経営)

(2)人材育成講座(法人経営、企画力開発、マーケティング、ネット通販運営、グリーンツーリズム、特産品開発、野菜ソムリエ養成)

(3)情報相談事業

4.工夫・苦労した点、課題、課題の克服法など

 地産地消の取り組みを、農業の持続的発展、産業振興、雇用創出に結びつけるため、

(1)地域の郷土色や特色ある食材をつかった食文化を大切にしながらの地産地消

(2)担い手の育成・確保を図り休耕田を利用した農産物づくりとブランド化の推進

(3)地産地消による八女市地域再生応援サイト「八女ぴっかり通信」を構築

 等講座・事業毎に具体的なテーマを設け、アンケートによる情報収集並びにニーズ調査を実施した。また、今後、事業期間終了後の事業の継承と発展性の展開が課題となるが、行政と市民、民間企業が連携・協働し、地産地消による地域づくりを実施するため、サイトを活用した新たな雇用創出、事業の継続と発展を図りたい。
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