都道府県 | 市区町村名 | 人口 | 標準財政規模 | ||
大阪府 | 河内長野市 | 117,846人 | 19,914,863千円 | ||
ホームページアドレス | http://www.city.kawachinagano.osaka.jp | ||||
施策名 | 「滝畑ふるさと文化財の森」活用事業 |
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担当部課名 | 教育部社会教育室社会教育課 |
電話番号 | 0721-53-1111 |
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施策の分類 | Q | 施策の開始年度 | 平成19年度 |
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予算関連 データ |
事業費総額 | R4,851千円 |
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事業期間 | 平成19年度から平成-年度まで |
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補助制度・ 起債制度等 |
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施策の概要 | |||||
1.取り組みに至る背景・経緯・目的 本市は全国でも有数の歴史遺産を有し、さらに市域周囲には、歴史遺産の維持や管理に活用できる自然遺産がある。歴史遺産は、国指定だけでも国宝を含め86件を数える。建造物では国指定16棟・府指定28棟・市指定5棟の総数49棟を数え、半分近くの建物が植物性屋根材で葺かれており、頻繁に修復が行われている。 このような状況で豊富な自然遺産を活用し、本市文化財保護条例に『市文化財選定保存地域』を規定し文化財保存修理用資材の確保に努めている。市内の岩湧山茅場や市域のヒノキ林などの育成、活用を積極的に進め、文化財及び文化財資材の普及啓発、技能者の養成や地域の活性化や生涯学習の場、学校教育と連携して活用する拠点施設として「滝畑ふるさと文化財の森センター」を整備した。 2.事業内容 (1)文化財保護、文化財修復資材の供給・保全・育成に関する普及啓発 文化財保護、建造物や修復資材についての学習や資材を使った体験学習の実施。また、修理に関する修復資材の展示をはじめ、滝畑地区の歴史や生活に関する道具等の展示。茅刈支援のためのボランティア養成講座、文化財ボランティアの活動拠点 (2)植物性資材の採取や文化財修復技能の研修 文化庁の選定保存団体等の技能研修への協力(全国寺社屋根等工事技術保存会による茅、桧皮屋根葺き材料の刈取りの研修など) (3)安定供給のための植物性資材の保全育成と採取 岩湧山の茅場をはじめ市有林や観心寺・金剛寺ヒノキ林などの植物性屋根葺材の育成を、茅刈ボランティア、文化財ボランティア、森林ボランティア、環境ボランティア等、多くの市民やボランティアの参加を得て、茅場やヒノキ林などの育成を図る。 3.事業効果 これまでは、条例による選定と補助金交付だけに終わった文化財修復資材の保全事業であったが、拠点施設の整備により文化財資材の普及啓発、技能者の養成や生涯学習の場、学校教育との連携等など幅広い事業が展開できる。 また、センターを地域資源の活用の場として、観光も含めた地域の活性化もはかれる。 4.工夫・苦労した点、課題、課題の克服法など 事業推進にあたっては、市民や地域との関係を重視した。センター整備で、民家棟の屋根葺き工事の伝統技術の映像記録作成や市民見学会を実施し、広く公開することによりより身近な文化財及び文化財修復技術、資材の普及啓発を同時に進めた。 また、文化財修復資材は地産地消でということが基本であり、市域から産出する木材や屋根葺き用茅を調達して実施するなどした。 |
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