調査年度:平成19年度
都道府県 市区町村名 人口 標準財政規模
北海道 中標津町 23,905人 7,581,887千円
ホームページアドレス http://www.nakashibetsu.jp
施策名 (仮)地産地消推進事業
担当部課名 経済部農林課農務係
電話番号 0153-73-3111
施策の分類 JK 施策の開始年度 平成19年度
予算関連
データ
事業費総額 2,000千円
事業期間 平成19年度から平成20年度まで
補助制度・
起債制度等

施策の概要
1.取り組みに至る背景・経緯・目的

 消費者の『食』に対する意識の向上から、農畜産物に対する品質・鮮度・安全性が求められ、生産者を身近に感じられる地場農畜産物へのニーズが高まっている。

 これらに対応する為、地元で生産される新鮮で安全・安心な農畜産物を利用した学校給食を児童生徒に提供することで、町の将来を担う子どもたちが地域の農畜産物を知り、地域農畜産業への関心を高めると共に、いま、児童生徒や家庭に求められている食育の推進に取り組む。

2.事業内容

 当町で生産される主要な農畜産物は、『牛乳(乳製品)・牛肉・馬鈴しょ・大根・ブロッコリー』などである。これら食材・及び食材加工品を利用した学校給食を年3回程度『(仮)なかしべつを食べよう給食』として提供すると共に、地域で生産される農畜産物の学校給食への利用についてパンフレットなどを配付し、啓蒙に努める。

◆ 給食提供数  

2,610食(小学校 1,765食/中学校 845食)

◆ 主な給食(例)

なかしべつ牛乳         …シチュー・飲用・調理用

ナチュラルチーズ(中標津工場産)…食用・チーズ料理

なかしべつビーフ        …牛丼・ビーフシチュー

馬鈴しょ            …シチュー・ポテトサラダ

ブロッコリー          …サラダ・シチュー

大根              …サラダ・味噌汁

◆推進体制

 学校給食センター・学校・JA・教育委員会・行政などによる推進体制組織を設置し、地域で生産された産物を学校給食に取り入れる方法などを検討する。

3.事業効果

4.工夫・苦労した点、課題、課題の克服法など

 食材確保に係るコスト面の課題がある。例えば、食肉の場合給食に使用する部位を指定した購入ができず、一頭買いになってしまうため、使用しない部位の処理や、全ての部位を使用する給食を提供した場合のコスト面での負担が大きい。また、生産者によっては食材の安定的な確保が難しく、その場合年間の購入計画が作成出来ない。

 当町農畜産業の将来を見据えた当該事業の趣旨を生産者にも理解してもらい、産官一体となった協力関係による事業の推進が必要である。