調査年度:平成18年度
都道府県 市区町村名 人口 標準財政規模
長崎県 平戸市 39,204人 11,921,692千円
ホームページアドレス http://www.city.hirado.nagasaki.jp/
施策名 体験型観光・特産品開発等の観光人材育成・能力開発による雇用開発
担当部課名 観光商工課
電話番号 0950-22-4111
施策の分類 KL 施策の開始年度 平成18年度
予算関連
データ
事業費総額 105,097千円
事業期間 平成18年度から平成20年度まで
補助制度・
起債制度等
名 称 所 管 金額(千円)
地域提案型雇用創造促進事業厚生労働省105,097
施策の概要
1.取り組みに至る背景・経緯・目的
 本事業は、平戸市と松浦市との広域事業として、厚生労働省事業の地域提案型雇用促進事業を活用した、地域経済活性化と雇用の拡大を目的として取り組む。
 両地域とも地域経済の低迷、少子高齢化が進み、有効求人倍率も全国平均を大きく下回る低い水準であり、地域活力の再生と雇用の場の確保が、急務の課題となっている。
 このような状況の中、観光振興をテーマとし、地域の歴史的遺産、伝統文化、自然環境など多彩な地域の特性を活かしながら、「体験型観光の推進」「特産品開発」「地産地消の推進」「もてなし観光地づくり」の4つの分野をテーマとした、人材育成等の事業を行うことにより、新規起業や既存企業の事業拡大を図るとともに交流人口の拡大を図り、地域経済の活性化と雇用の場の創出を目指す。

2.事業内容
 本地域では、広域的な観光ルートの開発、体験型観光のメニューの開発、他地域と差別かできる特産品の開発、新たな郷土料理の開発を図るほか、観光ガイドや体験型観光インストラクターの育成による担い手の拡大と質の向上、宿泊施設のサービス向上によるホスピタリティの高い観光サービスを提供するために、次に掲げる研修事業等を行うことにより、地域人材の質の向上による地域活性化を図る。
体験型観光人材育成事業
体験インストラクターや中核的人材等の育成の実践を織り交ぜた研修。
A目玉商品・新みやげ品開発人材育成事業
・地域内事業者を対象に、マーケティング、新商品企画、デザイン、情報発信等の研修。
B新郷土料理開発・地産地消推進事業
・ホテル、料飲店を対象に、新料理開発のノウハウの育成研修。
Cもてなし人材能力開発事業
・宿泊施設と宿泊施設への就職希望者を対象に、個人客や外国人客への対応ノウハウや旅行商品(宿泊プラン)開発のノウハウを学ぶ研修。
・観光ガイド希望者を対象として、ガイド能力の向上やガイドコースづくりのノウハウを育成する研修。

3.事業効果
 事業実施年度3ヵ年において、地域経済の活性化並びに196人の雇用創出を目標とするほか、農家漁家、求職者等の体験型観光インストラクターとしての所得向上を目指す。また、水産加工工場などの体験型観光への参画による雇用拡大、体験型観光や物産開発などのノウハウが地域内に蓄積されることによる後進の育成など、将来的、長期的な波及効果も高まるなどかなりの効果が期待できる。

4.工夫・苦労した点、課題、課題の克服法など