データ
起債制度等
| 名 称 | 所 管 | 金額(千円) |
| 地域提案型雇用創造促進事業（パッケージ事業） | 厚生労働省（財）高年齢者雇用開発協会 | 78,825 |
立花町は、良質のタケノコ産地で、これまでも産業・生活文化の面で竹と住民とは密につながりがある。しかし、近年は食生活の変化や安価な輸入品による地場産タケノコへの需要の低迷や、農業従事者の変化による担い手不足等により竹林の荒廃が進んでいる。そのために、竹を地域資源として改めて捉え直し、有効に活用することで地域の再生を図る。
２．事業内容
この事業では、「竹炭関連製品の開発研究・製造・販売支援」「事業規模拡大・町内への企業誘致促進」「地産地消の取り組み」という観点から「竹資源を有効活用した地域産業の振興を通じた雇用機会の拡大」に向けた取り組みを推進するために以下のメニューを実施する。
○雇用機会創出メニュー
竹製品の流通・竹資源の活用・竹林の新たな活用を推進し、経験者や知識人等の人材発掘などを展開することで、竹林産業による地域の活性化と雇用創出を図る。
○能力開発メニュー
竹資源開発振興拠点施設の整備
町の遊休施設を竹資源活性化センターとしてリニューアルし、竹資源活用の技能習得やセミナー会場等の能力開発施設として整備する。
求職者養成講座の開催
専門技術者や講師を招き、求職者への竹加工技術、企画力、ＩＴ技術の養成講座を開催し雇用ニーズに即した求職者の育成を図る。
企業保有人材育成セミナーの開催
既存の企業や新規参入事業者の経営安定支援、企業保有人材育成セミナーを開催し、地域産業活性化を図る。
○情報相談メニュー
地域創業者や求職者を対象とした情報相談コーナーを設置し、相談業務と情報提供を実施します。またホームページの開発によりＵＩターン希望者へも広く事業情報の提供し雇用創出を図る。
３．事業効果
経験者・知識者等の人材確保により企業側の体質強化が図れ、求職者の資質向上のためのセミナー・情報提供、相談業務を充実することで雇用機会の拡大につながると考える。
４．工夫・苦労した点、課題、課題の克服法など
この事業は、町ではバイオマスタウン構想の策定、竹対策プロジェクト事業と並行して事業を展開することにより、町内の事業者、竹林業者、農業生産者が一体となって、地域循環型の産業構造を構築することを目指している。ひいては、竹資源の活用により地域の環境保全も併せて目指していく。
