調査年度:平成18年度
都道府県 市区町村名 人口 標準財政規模
高知県 高知市 327,646人 74,075,428千円
ホームページアドレス http://www.city.kochi.kochi.jp/
施策名 土佐のお城下日曜市にぎわい創出事業
担当部課名 商工観光部商工労政総務課
電話番号 088-822-8111
施策の分類 FL 施策の開始年度 平成18年度
予算関連
データ
事業費総額 5,210千円
事業期間 平成18年度から平成18年度まで
補助制度・
起債制度等
名 称 所 管 金額(千円)
合併市町村地域資源活用事業(財)地域活性化センター5,000
施策の概要
1.取り組みに至る背景・経緯・目的
本市の日曜市は、江戸時代元禄年間の藩の公認市から続く伝統文化の一つで、現在では、年間来場者約80万人の高知を代表する観光スポットのひとつであるが、昨今の農業従事者の高齢化や中山間地の過疎化に伴い、出店者の減少に歯止めがかからず危機的な状況を迎えつつある。本市は、近隣2村との合併で中山間振興や地産地消が市政の重要課題のひとつとなり、地域情報発信や山と町を結ぶ地域経済循環の場としても、日曜市を始めとする街路市の役割がますます重要になっている。
本年、日曜市が、明治5年の太陽暦採用、明治9年の官公庁休日指定に伴い、名実ともに「日曜市」となって130年目に当たり、これを機に藩主公認の街路市の伝統と文化を守り、その魅力を高め、活性化するとともに、地域資源である市の情報発信を行うことで新たな観光客誘致に努めるものである。

2.事業内容
 130周年の節目を祝い、来市者に歴史を再認識してもらうために、(1)記念セレモニーや(2)歴史資料の展示を行う。(3)日曜市の商標を登録しブランドの確立を図る。既存の(4)日曜市HPを改善しメーリングリストによる旬の情報を発信する。また、日曜市全体を通りで区分し表示する(5)アドレス設置を行い、モデル的に(6)カート貸出も行う。
(1)記念セレモニー:@籠樽割で祝杯 A日曜市功労者の表彰 B日曜市のロゴマーク及び漫画コンテスト入賞者の発表(ブランド取得事業)C歴史を語る座談会
D郷土芸能演奏(日曜市発祥の地「大利の太刀踊り」、土佐山清流太鼓、日曜市音頭)E日曜市の食材を使った感謝鍋(地産地消PR)の配布 F日曜市から数十店の出店
(2)歴史資料展示事業:古い日曜市の写真パネルの展示及び日曜市の歴史を紹介する常設看板を設置する。
(3)ブランド取得事業:日曜市の商標登録を行い、周辺の紛らわしい小間との差別化を図る。
(4)日曜市ガイド改善事業:日曜市の公式ホームページ「日曜市ガイド」を改善して、関連HPとの相互リンクを可能にするとともに、メーリングリストでの旬の情報を毎週発信する。また、個々の店の頁に画像情報を追加する。
(5)アドレス設置事業:規模が大きく分かりづらいという声に応え、日曜市全体を辻毎に7ブロックに区分けして表示する。
(6)カート貸出モデル事業:一定の期間モデル的にカートを設置し、来市者に利用してもらう。

3.事業効果
情報発信によって日曜市に対する再認識を図り、来市者の利便性の向上により地元客の日曜市への回帰やファン増やすことが期待される。また、統一ロゴマーク等により、全国的に日曜市の認知度を高めることも期待される。

4.工夫・苦労した点、課題、課題の克服法など
行政単独での振興でなく、出店者とともに行うものとなるよう協働をいかに進めるかが重要な課題となる。
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