調査年度:平成18年度
都道府県 市区町村名 人口 標準財政規模
北海道 中富良野町 5,753人 2,757,612千円
ホームページアドレス http://www.furano.ne.jp/nakafurano
施策名 新農村づくり総合支援補助事業
担当部課名 産業建設課農政畜産係
電話番号 0167-44-2123
施策の分類 J 施策の開始年度 平成16年度
予算関連
データ
事業費総額 30,000千円
事業期間 平成16年度から平成18年度まで
補助制度・
起債制度等

施策の概要
1. 取り組みに至る背景・経緯・目的
社会経済状況の変化に伴い、今後、益々増加が予想される行政需要に対応した的確な行財政運営をしていくためには、重点的かつ効率的な事業の実施と限られた財源を効果的に配分することが求められている。
 農業補助金等についてはこれまで様々な形で議論・見直しがなされてきたが、行政指導型傾向であり、農業者の自主性にやや欠ける事業制度となっていた。
 そこで、農業者が自発的に事業計画を構築し、自己責任において取組みができる制度を新規に創設し、補助金を適正かつ効果的に配分するために、公募による補助制度の農村づくり総合支援補助事業を実施する。

2. 事業内容
○公募による補助制度
(1)特に行政上制度がないもの
(2)農業者・農業者団体の自主的・自発的な活動等の事業
(3)イベント・宣伝等、消費者ニーズに対応した事業
(4)農村女性活動等の事業
(5)その他
○担い手育成、地産地消、新規作物導入、持続型農業、クリーン農業、安全・安心、トレーサビリティ、自然環境の保全、リサイクルの推進、国や道の動向等々の農業情勢、社会的背景に合致している事業
※農業機械器具について50万円以上は事業対象外
○補助率:1/2
 事業費限度額 個 人 : 200万円以内
        団 体 : 400万円以内

3. 事業効果
 事業開始後2年間で43件の申請があり、34件が事業採択を受け実施された。
 事業内容も農機具の改造、新品種作物導入試験栽培、地産地消を含めた消費拡大事業、集落営農に向けた施設整備など前向きな事業が多く、その成果発表も実施している。

4. 工夫・苦労した点、課題、課題の克服法など
 今までは、農業者自ら考え企画する習慣が無いため、申請書の作成指導に苦慮した。
 また、申請の中には、通常の営農活動と変わらない物も見受けられ、新たな取り組みという点で苦労が見受けられた。
 しかしながら、農業者が自ら考えるという点では、営農意欲にも繋がり評価できた。