調査年度:平成17年度
都道府県 市区町村名 地方公共団体
コード
人口 面積 標準財政規模
福島県 郡山市 072036 333,566人 757km2 63,799百万円
ホームページアドレス http://www.city.koriyama.fukushima.jp
施策名 小中一貫教育推進事業
担当部課名 教育委員会学校教育課 電話番号 024-924-2431
施策の分類 R 施策の開始年度 15
予算関連
データ
事業費総額 P2,311千円
事業期間 平成15年度から平成−年度まで
補助制度・
起債制度等
 
施策の概要
1 背景・目的
 本市の西方に位置する湖南地区は、近年、少子・高齢化が進み、当該地区にあった5つの小学校では複式学級が増加されることが予想されていた。
 小学校の複式化を回避するとともに、中学校においてもよりよい教育環境の中で、子どもたちを学ばせたいとの保護者の思いもあり、本市では、同地区にある5つの小学校を統合し、既存の湖南中学校に接続させた「湖南小学校」を新築した。
 小中一貫教育は、平成17年4月、湖南小学校の開校に合わせ、全国に先駆けて開始したものであり、小中一貫教育の実施により、9年間を通した計画的・継続的な教育課程の展開、確かな学力の育成や国際化時代に対応できる英語が話せる児童・生徒の育成、小学校から中学校まで年齢が異なる集団活動を通しての豊かな人間性の育成を図るものである。
 
2 事業内容・効果(実施予定の事業については、期待される効果)
 
○15・16年度
 
1 交流授業・交流行事
 当該地区の小学校の児童全員が、湖南中学校に集い、音楽やスポーツを通じた交流を行う。
2 教育課程の調査研究
 市内の小中学校の教員から、委員20名を委嘱して、一貫した教育を有効に推進するための教育課程編成の調査研究を行う。
3 小学校5校のメモリアル展示作品の作成
 新校舎の「郷土資料館」に展示する5校の歴史等のパネルを児童が作成する。
4 英語表現科及び湖南中学校へのネイティブティーチャーの配置
 平成16年3月に、「市町村費負担教職員任用事業」と「構造改革特別区域研究開発学校設置事業」として、構造改革特区の認定を受け、他地区に先行して、小学校5校へ「英語表現科」を導入。さらに、湖南中学校へネイティブティーチャーを配置し当地区の英語教育の充実を図る。
5 特色ある校舎の建設
 地元産木材をふんだんに活用した、地産地消型の校舎建設を進めるとともに、小中学校教員が一緒に使う「職員室」、小学生全員が一緒に食事ができる「ランチルーム」、市内では初めての整備となる「屋内プール」、郷土の歴史・文化が学べる「郷土資料館」等を設けるなど、特色ある校舎を建設した。
 
○17年度
 小中一貫教育の開始。湖南小中学校教員の研修視察や一貫教育の成果や改善点を検討する「一貫した教育検討委員会」の設置。英語教育活動の充実、環境教育の展開を行う。
 
3 今後の課題
 効果的な小中一貫教育の推進と平成19年度から人口過密地域で実施予定の都市型小中一貫教育にかかる調査研究。さらに廃止した小学校5校の有効活用。