調査年度:平成17年度
都道府県 市区町村名 地方公共団体
コード
人口 面積 標準財政規模
三重県 鳥羽市 242110 24,090人 108km2 5,651百万円
ホームページアドレス http://www.city.toba.mie.jp/
施策名 鳥羽集客交流戦略事業
担当部課名 企画課 電話番号 0599-25-1101
施策の分類 JL 施策の開始年度 16
予算関連
データ
事業費総額 O8,722千円
事業期間 平成16年度から平成18年度まで
補助制度・
起債制度等
名 称所 管金額(千円)
地域再生マネージャー事業(財)地域総合整備財団5,815
施策の概要
1 背景と目的
 本市は、伊勢志摩国立公園の海の玄関口に位置し、全国有数の国際観光リゾート地として発展を遂げてきた。しかし近年、観光客数が減少傾向にある厳しい現状を受け、本市の基幹産業である観光産業の再生に向けて、多様化する観光客のニーズに対応した新しい戦略を構築する必要性が生じてきた。戦略の策定、実施にあたり、具体的・実務的ノウハウ等を有する企業等を「地域再生マネージャー」として選定し、戦略の構築・展開業務を委託することとした。
 本市の観光再生の起爆剤として、まずは、本市の観光資源である離島に主眼を置き、答志島をモデルとした以下の4点を事業の目的とした。
 @離島集客交流戦略の展開と島の活性化。
 A三重県離島振興計画に基づく離島観光施策の実効性の向上。
 B離島固有の自然的・歴史的な資源を活用した島の再生と離島観光の構築。
 C島民のさらなる郷土愛への向上と生きがいづくり。
 
2 事業内容
 @島の自然環境、歴史・文化など地域資源を発掘、評価。
 A観光客等から見た資源評価の分析の実施、島のさまざまな分野における現状把握。
 B水産資源の新規直販ルートの開発と持続可能な水産業の振興、水産物取引により誘発される地域間交流を基点とした観光振興の推進。
 C地産地消の推進。
 D天然・歴史的資源を活用した観光体験プログラムの開発・実施。
 
3 平成16年度の成果
 @地域資源調査
  インターネットによるアンケートと既存資料による調査。
 A水産物の直販ルートの開発
  関西圏のホテル等に鳥羽の魚介類の取引を交渉。今後も続行予定。
  鳥羽の魚介類がポスタルサービスのカタログに掲載されるよう交渉中。
  鳥羽磯部漁協答志支所漁協市場での販売システムの実現に向け、協議中。
 B体験観光プログラムの開発
  島の旅社と連携。
  答志町の民宿で行われている体験メニューをPRのため、協議を重ね、メニューの実演画像を収録し、プレゼント用CDを作成することを決定。
  島でのもてなし向上を図るため、旅館経営者と協議。成功事例地域より講師を招いての講習会の開催を予定。
 
4 今後の課題
 契約時期が12月であったため、繁忙期に調査を行うことができず、今後、再調査の必要がある。各取り組みにおいても、マーケティングや情報発信の仕組みづくり等、基礎段階にあり、今後、実質的な展開の必要がある。