調査年度:平成17年度
都道府県 市区町村名 地方公共団体
コード
人口 面積 標準財政規模
三重県 小俣町 244635 18,862人 12km2 3,360百万円
ホームページアドレス http://www.town.obata.mie.jp
施策名 農産物直売所
担当部課名 産業建設課 電話番号 0596-22-7863
施策の分類 E 施策の開始年度 16
予算関連
データ
事業費総額 81,437千円
事業期間 平成16年度から平成16年度まで
補助制度・
起債制度等
名 称所 管金額(千円)
経営構造対策事業農林水産省39,153
施策の概要
1 背景と目的
 平成7年から梨部会員が中心となり、週2回JA伊勢小俣支店の駐車場を利用し産直市を始めた。
 平成8年には農業活性化協議会の協力を得て産直部会を発足し、同時に町内の農家に参加を呼びかけ20人程度の生産者が集まった。部会では申し合わせ事項、規約、栽培計画等を作成し、一定のルールづくりを行った。
 平成13年には会員数が50名あまりとなり、売り上げも年間3,800万円までに達した。
 しかしながら、施設はテント張りのため台風の度に飛ばされることが多く、この頃から施設整備の検討が行われてきた。
 こうしたことから、平成16年度に小俣町が事業主体となり経営構造対策事業による農産物直売所の建設に取り組んだ。
 施設の運営は、今回の施設整備を契機に法人化した(有)サンファームおばたが会員から15%の販売手数料を徴収し、施設の維持管理・運営を行っている。
 
2 支援する地域づくり活動
 農家の高齢化と後継者不足が進む中で、担い手農家の販路拡大と地産地消の推進を図るため施設整備を行ったもので、耕作放棄地の減少など農地の有効利用も進むものと考えられる。
 
3 事業の効果
 施設整備とともに新規会員を募集したところ、あらたに60名あまりが会員となり、農産物及び農産加工品を出品してもらうこととなった。会員の増加とともに出品物が増え売り上げも順調に伸びている。
 そうしたことから、農家所得も向上し小俣町農業の活性化が図れるものである。
 また、従来と比べ購買層も若くなり、地産地消の推進と安全・安心を積極的にPRし、地域に根ざした施設となるよう期待するものである。
 
4 苦労している点
 会員数が110名あまりに増加し商品も増えたが、午後になると品薄状態となり買い物客からクレームを受けることがあり、これを解消するためJAとともに農家に対して栽培計画の指導を行っている。
 現在は、オープンから間もないので試行錯誤の状態で運営を行っているが、毎月定例開催している運営委員会で問題点を検討し、消費者の期待に添えるよう努力をする必要がある。