調査年度:平成17年度
都道府県 市区町村名 地方公共団体
コード
人口 面積 標準財政規模
岡山県 総社市 332089 67,707人 212km2 11,168百万円
ホームページアドレス http://www.city.soja.okayama.jp/
施策名 直売所「サン直広場ええとこそうじゃ」
担当部課名 総社市 経済部 農林課 電話番号 0866-92-8271
施策の分類 J 施策の開始年度 16
予算関連
データ
事業費総額 2,300千円
事業期間 平成16年度から平成16年度まで
補助制度・
起債制度等
名 称所 管金額(千円)
フロンティア21農山漁村地域活性化基盤整備事業補助金岡山県629
施策の概要
1 設立までの経緯・目的
 「総社で採れる農産物を新鮮なままで消費者へ届けたい」「収入が得られ作る喜びを感じることにより農家の活性化を図りたい」という農家の思いと、「地産地消を推進するため市内へ直売所を設けてはどうか」という行政の思いが一致し、市内の農家等約50人で平成16年4月“サン直広場ええとそうじゃ組合”を設立し、国民宿舎サンロード吉備路内へ“サン直広場ええとこそうじゃ”を開設した。4月から土曜・日曜日及び祝祭日のみの仮営業をはじめ、7月からは、本格的に毎週水曜日を休日として営業を始めた。現在では、組合員数は約150人となっている。
 開設に当たり、レジスター、販売台等の設備経費に対して、市から230万円の補助を行った。
 
2 事業内容
 組合の創意工夫により直売所は管理運営されており、市内で採れた農産物であること、市内の農作物を使った加工品であることを条件とし、顔の見える農業を目指し、生産者の写真、コメント、連絡先を載せたパネルの作成、生産者の名前と産地を記入したシールを商品に張り、商品に対する生産者の責任意識の向上を図っている。
 また、農作物が栽培されているほ場を視察することで消費者との距離を無くしていくこと、他の生産者の状況を知り今後の参考にして自らの生産性の向上を図ることを目的に、消費者と生産者が一緒に産地の視察の機会を設けている。
 
3 効果
 新鮮で安い農産物が手に入るため、地元の消費者が喜んでくれたことは勿論のこと、国民宿舎の一角に設置されていることから、全国からの観光客が訪れており、本市のPRにも一役買っている。また、時期によって商品の偏り、品不足が起こるという問題に直面し、1年を通じて安定供給できるよう農業者自らが栽培計画を立て、考えながら農業に取り組む姿勢が見られるようになった。さらには、市場に出荷できない規格外の物も販売できるため、無駄が減り、収入の向上にもつながった。市場に出荷をしていない農家も自分の作った野菜が消費者に喜ばれて購入されることに、作る喜びを感じ、農業に取り組む意欲が向上した。