調査年度:平成17年度
都道府県 市区町村名 地方公共団体
コード
人口 面積 標準財政規模
茨城県 大子町 083640 22,945人 326km2 5,695百万円
ホームページアドレス http://www.town.daigo.ibaraki.jp/
施策名 福寿荘の指定管理者制度の導入
担当部課名 保健福祉課 電話番号 02957-2-1117
施策の分類 AL 施策の開始年度 16
予算関連
データ
事業費総額 59,150千円
事業期間 平成16年度から平成−年度まで
補助制度・
起債制度等
 
施策の概要
1 背景と目的
 茨城県第三次行財政改革大綱により,老人・母子休養ホーム「福寿荘」については,平成16年度末までに茨城県福祉事業団からの運営撤退が示された。撤退後の管理運営については大子町へ移管の方向で,町,事業団,県の3機関により協議を進めた結果,本町の観光産業のためにも温泉付宿泊施設「福寿荘」は重要な位置付けなので,大子町が引き受けることになった。町の活性化のために「指定管理者制度」を活用し,観光産業の経験と実績のある民間企業経営者を「指定管理者」に指定した。従来の老人・母子福祉に寄与しながら,新たな層の観光客の誘致に力を注ぎ,大子町の観光の更なるレベルアップを目指す。
 
2 支援する地域づくり活動
 施設については,指定管理者が新たな観光客の開拓を目指せるよう,老朽箇所の改修工事を町の予算で17年度に実施し,経営内容については,全て指定管理者の自主的運営とし,指定管理者のやる気を促した。地場産業育成のため指定管理者は食材の「地産地消」を目指し,地域住民の協力を受け,カラオケ大会,盆栽(石)展,そば打ち体験,水墨画教室,酒祭等交流イベントを独創的に図る。
 
3 事業の効果
 指定管理者を町内の法人としたため,利用者が施設に親しみを感じ親近感が生じた。さらに,料理等が一新され,遠方からの客からも期待され注目されるようになった。民間運営により,従業員の就労意識の向上が見られ施設全体に活気が感じられる。
 
4 苦労している点
 運営を含めた指定管理者なので,町との管理分担関係の理解や,管理期間(5年)の協定関係で,今後に至って万全とは言えないところの,指導や体制の確立が課題である。