調査年度:平成16年度
都道府県 市区町村名 地方公共団体
コード
人口 面積 標準財政規模
長野県 朝日村 204510 5,066人 71km2 2,220百万円
ホームページアドレス http://www.vill.asahi.nagano.jp/
施策名 新グリーンツーリズム事業農村資源再発見と住民協働事業
担当部課名 総務課 電話番号 0263-99-2001
施策の分類 DEJL 施策の開始年度 平成15年度
予算関連
データ
事業費総額 3,491千円
事業期間 平成15年度から平成17年度まで
補助制度・
起債制度等
名 称所 管金額(千円)
地域連携システム整備事業農政部1,745
施策の概要
1.事業の目的
 昭和63年から当村の恵まれた自然の活用と都市住民との交流を目的に、緑の体験館(宿泊施設)、クラフト体験館(木工クラフト体験施設)等の施設整備をすすめてきた。それらの施設は現在、体験・交流の場として着実に活用されてきている。しかしながら、自然、やすらぎ、ゆとりといった農村へのニーズの高まりに対応するために、農村のあり方についての検討が必要とされてきており、既存の情報ネットワーク、人材、資源を活用したさらなる地域振興が求められている。
 本事業では、農村の多面的機能も含めた再評価を実施し、これらのテーマ実現のため地域全体が連携するためのシステムを構築のため、下記のワークショップを開催する。特に、整備された情報インフラを活用し、当村の主産業である野菜の安全安心な農産物流通のあり方を検討し、消費者と生産者間の信頼感を醸成する有効な手段を探る。

2.事業の内容
 ふるさと会議を設置し、会議では大きな4つのテーマで農村の多面的機能も含めた再評価を実施する。
・第1のテーマ 故郷づくりは住民参加
・第2のテーマ 情報化による村づくり
・第3のテーマ 資源の有効活用
・第4のテーマ 自然・景観の保全

@地域資源の発掘・再評価
 ふるさと再評価ワークショップを開催し、地域の活性化・都市と農民が双方向で行き交うための地域再評価、住民参加地域連携システムを検討する。

A地域内の農林漁業との連携・調和
 ふるさと再評価ワークショップ、情報プラットホームワークショップを開催し、農産物の流通や地産地消・生産者と消費者との情報共有等、これからの農業のあり方について検討する。

B体験交流施設等の整備・連携
 体験交流ワークショップを開催し、都市と農村の体験交流施設として整備してきた各種体験交流施設の施設間の連携による利活用の推進と今後の体験交流の姿を検討する。

C地域内の飲食業、小売業、地場産業等の連携、役割分担
 体験交流ワークショップ、循環型社会ワークショップを開催し、既存施設との連携による交流体験イベントの計画、都市と農村との交流かは始まる地場産業(森林資源)の新たな活用を検討する。

D地域資源の特性を活かした産業の高度化
 循環型社会ワークショップを開催し、柿をつかったドレッシング、カラマツ材の活用等について検討し、産業の高度化を探る。

E情報発信機能の強化
 情報プラットホームワークショップを開催し、ITを活用した情報共有について検討し、地域住民間の情報共有、都市と農村間での情報の共有の有り方について検討し、あわせて情報へ付加価値を高めるための施策としてトレーサビリティシステム、地域通貨システムの導入も検討する。

3.事業の効果
 各種施設を活用しながら、自然、やすらぎ、ゆとりといった農村へのニーズの高まりに対応するための農村のあり方についての検討が必要とされてきているなか、住民協働により既存のネットワーク、人材、資源を活用した地域のさらなる地域振興について検討することができ、今後の検討方法の幕開けとなった。