調査年度:平成16年度
都道府県 市区町村名 地方公共団体
コード
人口 面積 標準財政規模
北海道 東川町 014583 7,530人 247km2 2,494百万円
ホームページアドレス http://town.higashikawa.hokkaido.jp/
施策名 マイホーム建築支援事業(住宅地景観形成)
担当部課名 企画総務課 政策室 電話番号 0166-82-2111
施策の分類 G 施策の開始年度 平成15年度
予算関連
データ
事業費総額 25,000千円
事業期間 平成15年度から平成17年度まで
補助制度・
起債制度等
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施策の概要
1 背景・目的
  大雪山の山並みが望める良好な景観と美しい生活環境づくりを目的として、平成14年4月に施行した美しい東川の風景を守り育てる条例に基づき、住宅地の景観形成と定住人口増を目的としている。

2 事業内容
  美しい東川の風景を守り育てる条例に基づき、東川風住宅設計指針(住宅屋根壁の色も指定)を作成したが、この指針に準拠した住宅を建築した場合に、20万円の東川町産木製家具(東川町は家具の産地)を補助し、また、町が指定する区画の場合は、物置・カーポート設置に50万円の補助を行い、美しい東川の住宅地形成を図る。

3 効果
  平成15年度は、マイホームの総建築戸数が35戸で14軒の住宅が東川風住宅の認定を受けた。大雪山の山並みにマッチした切妻屋根と、調和のとれた色合いの壁を持つ住宅が並ぶ住宅地の良好な景観形成が図られた。
  目に見える人口増には至っていないが、この施策があることがきっかけで東川町の宅地分譲の問い合わせが増えている。
  また、以前は優れた木製家具の産地でありながら、地元住民が認識していなかったが、今回の施策によりその認識ができ、家具の地産地消のきっかけとなった。さらに、物置・カーポートの補助は町内業者施工を条件としており、地元経済循環の一助となった。

4 苦労している点
  平成15年度は、7月1日が施策始まりのせいもあってか、東川風住宅の認定を受けた住宅は、着工戸数の約40%に留まった。東川風住宅を建て主やハウスメーカーに理解していただき、普及していくこと。特に外観に木材を使用(一定面積以上)することや勾配屋根にすること、車庫・物置(安っぽいスチール製は避ける)の建築方法など。