調査年度:平成16年度
都道府県 市区町村名 地方公共団体
コード
人口 面積 標準財政規模
宮城県 岩出山町 044814 13,941人 141km2 3,647百万円
ホームページアドレス http://www.town.iwadeyama.miyagi.jp/
施策名 川北地区地域交流施設運営事業
担当部課名 産業振興課 電話番号 0229-72-1211
施策の分類 J 施策の開始年度 平成14年度
予算関連
データ
事業費総額 M2,178千円
事業期間 平成14年度から平成−年度まで
補助制度・
起債制度等
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施策の概要
1 背 景
 町の中心地から車で5分ほどの川北地区に、田園風景に溶け込んだ旧家の佇まいを残す旧家がある。明治中期に建てられ茅葺き屋根に土塀づくりの農家住宅として使用されていたが、所有者より町に寄贈されたことを機に、郷土料理の提供や、田舎の生活文化体験・農作業体験などをとおして、当時の生活様式を今に伝える施設として町が再生整備したものである。
2 事業内容
 再生された「凛菜・上の家」は、凛とした佇まいの中で、地元の食材(野菜)を使った料理を提供したいと立ち上がった地元女性グループが命名したもので、「上の家」は千葉家の屋号であった。
 かつて、千葉家は肝煎りに次ぐ有力農家として川北地区内の共同生活の中心であったように、現在、この施設は地域住民によって構成された「凛菜・上の家運営委員会(40名)」によって都市との交流の拠点として積極的に運営されている。
 @土地の食材を活かした旬産旬味の農家料理によるもてなしと、広々とした屋敷内でのやすらぎと癒しの空間提供
 A古くから伝わる農事や祭事等ふるさと体験プログラムによる都市との交流事業の開催
 B景観の維持と周辺整備事業の推進
3 効 果
 @スローフード・スローライフが求められる時代、手間暇かけた田舎料理によるもてなしは、地元の元気なおばあちゃんたちによって進められ、「ふるさとに帰って来たようだ」と好評を得ており、交流人口も徐々に増加している。
 Aもてなしによる交流人口の増加に伴い、地区内から提供される食材も増加し、地産地消を推進するきっかけづくりの土台がつくられつつある。
 B本町の交流施設のほとんどが町の中心部に位置しているため、交流人口による活力を求めるには懐が狭いと考えられていたが、本施設の整備によって,町の北東部まで交流エリアの裾野を広げることができ、交流人口の拡大が図られている。