調査年度:平成15年度
都道府県 市区町村名 地方公共団体
コード
人口 面積 標準財政規模
愛知県 御津町 236047 13,682人 19km2 3,099百万円
ホームページアドレス http://town.mito.aichi.jp/
施策名 地産地消を取り入れた学校給食
担当部課名 経済課 電話番号 0533-76-4707
施策の分類 J 施策の開始年度 平成13年度
予算関連
データ
事業費総額 10千円
事業期間 平成13年度から昭和−年度まで
補助制度・
起債制度等
施策の概要
 「水田農業経営確立対策」事業で転作水田の御津町内で収穫された13年産(鴻巣25号)麦を使用したパンを、宝飯南部学校給食組合(本町と小坂井町の一部事務組合、以下「組合」という)の協力を得て学校給食週間となる平成14年1月29日に、小中学校6校に3,500食の給食に出しました。この国内産麦で給食に出す試みは県内初めてであります。又組合では地元農産物に対する理解を深める為、地元農家や生産した田畑を紹介するカレンダーを作ると共に、この給食期間中、地元農家が作った、ほうれん草、大根、ネギ、白菜、いちご、トマト、みかんなど全て地元産を使ったメニューの給食が提供されました。平成14年1月29日には、地元御津北部小学校で、御津町長始め27名を招き児童と一緒に試食しました。
 今回の取り組みは、組合に協力していただき平成13年7月ごろから小麦を地元パン屋さんに何回も試作してもらい地元産麦100%、50%、30%入りとを学校給食委員会、献立委員会等で試食しアンケートを取り又、地元サークルグループやパンのお菓子教室等小麦粉を渡し試作していただきアンケートを取り30%入りのパンが1番おいしいということになり今回に至りました。又、御津町の小麦でうどんの試食をし、給食に取り入れていただくようPRしています。こうした足元の小さい事から地元産の顔の見える農作物を積極的にPRし、食に親しむ取り組みを推進しています。
 この取り組みの結果、子供達が地元の農産物を知り生産者の顔がわかる結果、給食を残す子が少なくなった。又子供が口にするからには安全でよいものを生産する為、農薬をあまり使えないというように生産者の意識も変わりました。国内産のパンはアトピーによいと反響があり、地元のパン屋さんでは、御津町産小麦100%入りの食パンを常時販売しております。
 平成14年度には、地元産の米でパンを作り学校へ出しました。県内では、米パンを作るのに製粉技術、製造技術がないため栃木県の業者を呼び技術指導を受けました。又製粉するのに古米がよいということに新しい発見がありました。
 子供達や地域お年寄り達とむぎふみ体験をし、又地元で収穫した大豆で地域住民と味噌作りも行いました。
 今後もこのような取り組みを行い顔の見える農作物、食の安全・食の安心で地産地消に地域ぐるみで取り組み、より安心安全な食の大切さを未来ある子供達に伝えることが私達の使命だと思います。