調査年度:平成15年度
都道府県 市区町村名 地方公共団体
コード
人口 面積 標準財政規模
高知県 西土佐村 394262 3,824人 248km2 2,265百万円
ホームページアドレス http://www.vill.nishitosa.kochi.jp
施策名 お多福工房
担当部課名 産業課 電話番号 0880-52-1111
施策の分類 KO 施策の開始年度 平成14年度
予算関連
データ
事業費総額 27,035千円
事業期間 平成14年度から平成14年度まで
補助制度・
起債制度等
補助制度 高知県女性の社会参画促進事業
施策の概要
 本村では、地域グループの手によって、味噌、鮎、羊羹等を加工し販売しているが、それぞれ独自の事業展開であり、商品開発等の連携した取り組みには至っていなかった。
 今回整備した「お多福工房」の建設に至った背景には、村内資源を有効に活用した商品を開発したいという女性の声と地産地消への気運高まりがあった。特に既存の女性グループや農協女性部は、加工品開発へ向けての意気込みが高く、整備に向けての取り組みが行政を動かした形となった。
 この工房では、本村の特産物である、くり、ゆず、いちごでつくる羊羹、あめごの甘露煮、ゆず味噌等の試作と開発を主に手がけ、女性の働く場、交流の場としての期待も大きい。
 工房で、生産された商品は、本村の「ふるさと市」や商店、JA等での販売、また、直販等を通じて販売していくことになるが、本村の特産品として市場で認められるためには、相当の努力が必要となってくる。特に、市場ニーズの調査、本村資源の再調査等含め、環境、身体にやさしい商品の開発にむけた取り組みが今後最重要な課題である。
 一方、この工房を有効に活用することは、女性の積極的社会参加や所得の向上につながるものと考えられる。また、女性パワーは、地域活性化にとって大きな弾みとなる。施設整備のみにとどまるのではなく、あくまでも目標は商品開発、販売である。現在の女性の積極的な取り組みをバックアップする施設としての積極的な活用を図る必要がある。
また、本村の目指す「地産地消」の取り組みへの第1歩として、村内外を視野に入れた、西土佐村オリジナル商品の開発の早期実現が待たれる。