調査年度:平成15年度
都道府県 市区町村名 地方公共団体
コード
人口 面積 標準財政規模
愛媛県 久万町 383813 7,403人 165km2 3,259百万円
ホームページアドレス http://www.town.kuma.ehime.jp
施策名 久万町木材需要拡大事業
担当部課名 林業課 電話番号 0892-21-1111
施策の分類 K 施策の開始年度 平成14年度
予算関連
データ
事業費総額 7,100千円
事業期間 平成14年度から平成15年度まで
補助制度・
起債制度等
施策の概要
【背景・目的】
 町の基幹産業である林業は、適正伐期齢に達した山林を多く抱えているが、現在国産材の自給率は景気の低迷、低価格の外材の輸入等により18%まで激減し、林業経営が不振に陥っている。また、過疎高齢化等により林業従事者は不足し、放置山林が増え、山林の荒廃が進んでいる。いかに今後木材消費を進めていくかが、大きな問題となっている。
 そんな中、久万町では昭和62年から木材の「地産地消」の重要性を訴えるため、積極的に公共施設の木造化に取り組んできた。
 今回、木造住宅の優良性の認識と、地元製材業者、工務店、建築士と消費者とのネットワーク化を図り地域の活性化を推進することをねらいとして、県内で木造住宅を建築する施主に乾燥久万スギ柱材を提供し、需要拡大を推進することとした。

【事業内容】
 乾燥久万スギ柱材(12cm正角・長さ3m)を10戸分(1戸あたり90本)提供する。
1.県内に住宅を新築し、自らが居住すること。
2.県内の建築士・大工・工務店によって、建築と施工管理が行われること。
3.当該年度内に提供材を使用し、且つ構造材に久万材を70%以上使用すること。
4.新築中の現場を、見学会などの展示PRの場として提供できること。

【事業効果】
1.県民に久万スギに関する理解を深めてもらい、久万産材の需要拡大が図られる。
2.地元の製材所や大工・工務店・設計士の連携による「久万スギの家」供給グループが育成され、地域の活性化が推進される。
3.木材利用により森林整備が進み、循環型社会が構築される。