調査年度 : 平成 14 年度
都道府県名 市区町村名 地方公共団体コード 人口 面積 標準財政規模
茨城県 美野里町 083046 24,948 人
62 km2 5,425 百万円
ホームページアドレス http://www.town.minori.ibaraki.jp/
施策名 美野里町地域食材供給施設整備事業
担当部課名 文化センター準備室 電話番号 0299-48-1111
施策の分類 KQ(施策分類の説明) 施策の開始年度 平成 12 年度
予算関連
データ
事業費総額 120,000 千円  
事業期間 平成 12 年度から平成 13 年度まで
補助制度・
起債制度等
補助金 農林水産省
経営構造対策事業費補助金(アグリベンチャー支援事業費補助金)
施策の概要
(目的)
 地域食材供給施設の整備を起爆剤に、町の農業資源や地域資源を生かした新たなアグリビジネスの創出を図る。その課程において、企業的な経営感覚を有する人材の発掘と育成を図るとともに生産者と消費者をつなぐ仕組みを構築する。このことによって、「地域が支える農業」と「魅力的な楽しい農業」の確立を目指す。

(具体的戦略)
(1)地域食材施設の整備+既存施設とのネットワーク
 生産者と消費者をつなぐ仕組みとして、地域食材を提供する施設を整備する。
 欠けていたとされる消費者視点の農業を、その接点を設けることにより変えていく。
 その結果、消費者には農業に対する理解が深まり、生産者には消費者ニーズの把握とコスト意識の高まりが期待でき、農業の新たな展開の道が開ける。
 ・町の農業とリンクしたオリジナルメニューの開発
 ・農畜産物のブランド化(施設のショールーム化…美野里の農業がわかる)
(2)女性の参画
 女性中心の組織を発足させ、経営ノウハウの向上と新たな生産形態を創り、これからの農業経営に活かしていく。「魅力的な楽しい農業」というイメージを女性層から広めていく。
 ・消費者パートナー:メニューや食材に対する意見・感想
 ・生産者パートナー:みのり会・やよい会
(3)アグリベンチャー支援機能の強化
 アグリベンチャー支援機能を設置し、経営ノウハウの習得に向けた事業を展開する。
 ・研修会や講習会の実施
 ・ITの活用支援
 ・ホームページの立ち上げ:生産者及び食材の紹介、販売、レシピの紹介
(4)食文化を豊にする
 地域食材の提供を通して、食文化を豊にしていく。
 ・新たな食材への活用
 ・郷土料理の伝承
 ・シェフによる料理教室
 ・健康館との連携による健康食メニューの開発及び提供
(5)「地産地消」思想の普及

(将来構想)
 農家の新会社への関わり
 ・一般農家が、新会社へ出資することによってこの仕組みへの参加が可能とする。
 ・食材供給施設等で得た収入の一部を出資者に還元する。
 ・習得したノウハウを活かして新しいアグリビジネスを展開していく。
新たな事業主体を農家だけにとらわれず、一般住民たちも出資した組織を立ち上げ、「地域が支える農業」の仕組みを作り運営していく。