地産地消優良活動表彰者の概要
 
農林水産省経営局長賞
表彰団体名 やぶ田ファーム
代 表 者 藪田秀行
所 在 地 北海道帯広市愛国町基線
 
表彰理由
やぶ田ファームは、藪田秀行氏が、15年勤めた食品加工会社を退職し、平成14年帯広市に新規就農、経営をはじめた。就農後まだ日が浅いが、安全で人に勧められる野菜の栽培と消費者と生産者が直接顔の見える直売にこだわり、地産地消運動を積極的に展開している。また、新規就農者たちで立ち上げた「新米百姓倶楽部」の代表で、実習生の受け入れなど後継者育成にも努力し、新しい視点から地産地消運動に大きな期待がされている。
硝酸値が通常の10分の1の野菜栽培を実施し、17年5月にJAS「有機認証」を取得。
販売は、レストランなどへの宅配と生産者と消費者の顔が見える直売所がメインで、消費者から高い評価。
地産地消推進に加え、後継者育成のための講師としても活躍。
 
 薮田氏は、民間会社を退職し、平成7年から帯広市主催の農業塾農業コースを受講、実践実習を経て、平成14年に野菜栽培農家として新規就農。
  食の安全安心が叫ばれる昨今、有機栽培の実践と、生産者と消費者とが直接「顔が見え、話ができる」地産地消を積極的、精力的に推進しており、販売経路は、直接生産者と消費者の顔が見える直売所をメインにレストランなどへの宅配。
  化学肥料・農薬を一切使用せず、抗生物質を使用していない飼料の豚糞尿主体の堆肥を使用した有機農業にこだわっている。近年、JASの「有機認証」を取得。
  特に、硝酸値が通常のおよそ10分の1と安全な野菜の栽培は地元では有名で、帯広市街地の北の屋台で6月〜11月は「夕やけ市」と称した直売所も毎日営業しており、大好評。
  また、「新米百姓倶楽部」という新規就農者達が立ち上げた団体の代表でもあり、後継者育成のため農業実習生を受け入れ指導する傍ら、各種イベントで地産地消推進等の講演会講師としても活躍。
  地域農業の振興への貢献、地場農産物の理解の促進、消費者ニーズにあった地場農産物の生産・加工技術等の伝承・普及等の幅広い活動に新しい感覚で参画し地域のリーダーとしての行動は高く評価。  
 
【中心として取り組んでいる活動】
帯広駅北野菜広場・帯広北の屋台「夕焼け市」(直売所)
帯広市愛国町農協直売所への出荷野菜
タアサイ、バジル、パセリ、ゆき菜、ラディッシュ、小松菜、春菊、コールラビ、セロリ、トレビス、レタス、芽キャベツ、山くらげ、赤キャベツ、キャベツ、ブロッコリー、ズッキーニ、メロン、タマネギ、コーン、人参、ネギ、枝豆など
コミュニティーFMおびひろ市民ラジオに出演(不定期)
    有機農業の説明、新規就農者の紹介、各種イベントへの参加
帯広市等主催のイベント・講演会講師
  @十勝ふるさと農学校講師(帯広市主催)A「畑の中の講習会」(帯広市主催)
B農業実習受け入れ